部下のモチベーションを下げない仕事の振り方

あの人から仕事の指示を受けるのが何だか嫌だ・・・

という声を聞きます。
仕事だから受けなきゃいけないとはわかっていても、すんなりと受け入れるのは難しい。
そうなると着手が遅れる。
確認すべきことがあるのに、タイミングを失う。
どんどん億劫になる。
よくない循環が発生します。

指示側は無意識に「やって当然」と考える

指示は上司から部下対して行われますが、作業の詳細や背景説明が省略されることが多いです。
忙しいからという理由もあるのでしょうが、前後を汲み取るのも仕事、と思っているのかもしれません。
仕事なんだから「やって当然」、という思いがあるようです。

指示とは「お願い」

一方で、受け手の「なんだか嫌だ」・・・、この感情の原因はシンプルです。
依頼の仕方にムカつくのです。

そんな言い方されたら、やる気がでない

昭和の時代なら無視できた発言かもしれませんが、今はそうも行きません。
人は納得がいかないと、振られた仕事をしたくないのです。

指示する側は、依頼とは「お願い」である、という意識を持つべきです。
お願いという言葉に置き換えれば、自然と内容や伝え方に気を使うようになります。
指示は実行されて当然という響きがありますが、お願いは、なんとか相手に叶えてもらうものだから。

基本ひとは、仕事を増やされたくない

仕事を振られることは嫌なことだ。くらいに思っておくのがちょうどいいと思います。
「そんなことはない、私は仕事が大好きだ」と思う方もいるでしょうが、それは主流の考えではないと思うべきです。

仕事が大好きと豪語する人であっても、仕事が新たに振られることで発生する調整には抵抗を感じるはずです。
仕事を振られるとは、何かしらの予定の変更を伴うからです。

雑な仕事の振り方の特徴

挨拶がない

「お疲れ様です」も「よろしくおねがいします」もない。
受け手は「人としてどうなの?」と感じます。

背景説明がない

意味も告げられず作業だけを振られると、受け手は「私はロボットじゃない」と感じます。

納期指定がない

受け手は「いつまでにだよ、こっちもやることあるんだよ」と感じます。

最後に

仕事の指示は上司から部下に流れるものであり、命令とも言えます。
部下は業務命令に従う義務があります。

しかし、雇用契約書を根拠に部下と戦うのは悪手です。

少し考え方をアップグレードして配慮するするだけで、受け手は気持ちよく仕事を受けることができます。

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