Linkedinプロフィールを作成するポイント:インターンシップ・ブログ

前回のポストでは、自分の職歴の整理と海外のポジションにアンテナを張るために、Linkedinの利用をおすすめしました。

ビジネスSNS・Linkedinの使い方:インターンシップ・ブログ

今回はLinkedInのプロフィールを作成するコツを説明します。

プロフィールは英語で

言語設定は日本語でOKですが、肝心なプロフィールは英語で書きましょう。Linkedinを推奨するのは、グローバルで見た自分の価値を測れるからです。日本語の職歴は、リクナビネクスト、ビズリーチといった国内向けのサービスで充実させましょう。

ただし「別言語でプロフィールを作成する」という項目もあるので、別言語に堪能な人はチャレンジしてみてください。

では僕のプロフィールを使って、セクションごとの重要なポイントを説明します。

トップ部分

これがLinkedinプロフィールのトップに表示されます。

写真

写真、大事です。ちょっと古い記事ですが、写真付きのプロファイルは写真なしに比べて14倍閲覧されるようです。Linkedinの写真の撮り方のブログも検索すると沢山出てきます。

自分の顔がはっきりわかるようにして下さい。スーツじゃなくていいですし、新卒採用の履歴書のような暗黙のルールもありません。ただ、カジュアルになりすぎないように。

iPhone8以降のポートレイトモードとか、良さそうですね。

ヘッドライン(Headline)

自分のキャッチフレーズです。ここでキャッチされないと、続く職歴に目を通してもらえません。

僕はおとなしく箇条書きにしていますが、”I am ~”と文章にする人もいれば、”Talented Sales Manager”のように派手に飾る人もいます。

ヘッドラインは超重要なのでオリジナリティを出したいところですが、迷ったら同じ業界でイケてる人のプロファイルを複数参照して、気に入ったフォーマットを参考にして下さい。丸パクリはよろしくないですが、アイデアを拝借することは何の問題もありません。

無いとは思いますが、間違っても”Unemployed, desperately looking for a job”のようにネガティブなヘッドラインはダメです。

キャリアサマリ(Summary)

自分という人間を、仕事という観点でまとめたセクションです。Headlineで興味を持ってくれた人は、このサマリーに目を通します。

参考として、僕は以下のように構成しています。

  • 概要:自分がどのようなキャリアパスをたどってきたか・・・。どんな業界でどんな仕事をこなしてきたかをザックリと書きます。
  • スキル一覧:僕の場合、My capabilityとして、自分のスキルを単語でまとめています。
  • コンタクト方法:既にコネクションができていればネットワーク内でメッセージをやりとりできますが、基本、Linkedinでは知らない人に連絡することはできません(有料アカウントは別です)。興味を持ってくれた人が連絡しやすいように、僕は自分のメールアドレスを公開しています。僕は会社アドレスを出していますが、皆さんはGmailで大丈夫です。

前向きなトーンで

僕のサマリーには、enjoy, passion, rewardingのように、仕事を楽しんでいることを感じさせるワードを散りばめています。

職務履歴を書く上で見落とされがちですが、やってきたことを前向きに語るのは大切なことです。事実を淡々と羅列しただけの自己紹介と、情熱が乗った自己紹介が並んでいたら、後者の方にお会いしたいと思うからです。

職歴(Experience)

自分がアルバイト、インターン、あるいは社員として働いた経験について、会社ごとにまとめるセクションです。

役職・会社

Linkedinの予測入力機能はなかなか優秀で、色々とサジェストしてくれます。まずこの予測入力でヒントをもらい、具体的な内容を付け足す方法をおすすめします。

会社名についても予測入力がありますが、小さな会社や日本ローカルの会社でLinkedinに登録が無い場合は、マニュアル入力します。

余談ですが、日本の場合は会社名→役職名ですが、Linkedinは逆ですね。海外では社名より役職が重視されることを反映しているような気がします。

職場のサマリー

僕の場合は自分で設立した会社ので少し勝手が違いますが、内容は:

  • どんな組織で(誰に対して、どんなサービスを提供しているのか)
  • どんな責任を果たしているか(自分に与えられた仕事)

をまとめました。

仕事内容と成果

会社や職種によってまとめ方は異なると思います。僕はコンサルティング・リサーチ会社の経歴が長いので、プロジェクトベースになることが多いです。ポイントは、仕事の概要と、自分の役割、そして達成指標の3つです。営業なら売上、マーケティングならPVやリピート率など、具体的に。

実績については、どれくらい増やせばいいのか悩ましいところです。僕は現職の実績を書きすぎていると感じているので、調整しようと思っています。

でも、最初は書けるだけ書いて下さい。

「書くべきものが無い」人なんていません。そう感じたひとは、これを読んでみてください。

カバーレター(Cover Letter)って何?レジュメ(resume)じゃないの?:インターンシップブログ

学歴(Education)・ボランティア(Volunteer)

職歴が浅い人にとって、これらセクションは重要です。ゼミやサークルに属している人は、詳細に書いて下さい。活動内容もそうですが、どのような役割(責任)を果たしていたのかが重要です。ゼミ長のような肩書がなかったとしても、なんらかの職責はあるはずです。

そしてボランティア活動。特にアメリカでは超重要項目です。日本では見向きもされませんが、社会貢献は大きくプラスカウントされます。

スキル(Skills)

職歴を解析して、おすすめしてくれることもあります。

そうじゃない場合は、あまり深く考えず、自分のスキルをポコポコと選んで下さい。風呂敷を広げるのはいいですが、虚偽はダメです。

同僚や取引先からスキルの推薦を受けることもあるので、やったことがあるなら、とりあえず追加するようにしましょう。

実績

その他の実績についてはオプションですが、あるものは余さず書いておきます。

プロジェクト(Projects)

仕事だけでなく、ゼミや、あるいは週末起業のように、プロジェクトベースで自分が関わったものについては、こちらに記載します。

言語(Languages)

日本語は「母国語またはバイリンガル」を、その他言語については、無かったとしても英語は「ビジネス初級レベル」を選んでおいて下さい。

個人的には「日常会話レベル」が「ビジネス初級レベル」の下にあるのが気になりますが・・・まぁそれは気にしない方向で。

受賞歴(Honors and Awards)

受賞歴については、人によって差が出そうですが、若い人へのヒントとしては・・・

  • スピーチコンテスト
  • ビジネスコンテスト
  • 懸賞論文
  • 売上表彰
  • 総合表彰(アルバイトの月間MVPなども含む)

スケールは問わず、褒められたことはとりあえず書いておきましょう。

その他設定

プロフィール右上の「公開プロフィールとURLを編集」から、詳細な設定に入ります。

URLを編集する(Edit URL)

Facebookページもそうですが、自分のプロフィールページのURLをカスタマイズすることができます。マストではありませんが、英文履歴書にLinkedinのプロフィールページを貼り付けるときに、デフォルトだと長過ぎるので、見やすいドメインに変更しておきましょう。

僕のURLはwww.linkedin.com/in/yasunobut/です。最後のyasunobutをカスタマイズしました。

公開範囲を設定する(Edit visibility)

これもFacebook同様に、自分のプロフィールや投稿内容をどこまで公開するのか、設定することができます。

下の方は切れちゃいましたが、基本的に全部表示しています。

何らかの理由で全て非公開にしたいときは、最上部の「プロフィールの公開」をオフにしてください。

転職関心シグナル

最後になってしまいましたが、ある意味最重要項目です。

自分が転職に興味があると設定しておきましょう。

画面右上のプロフィールアイコンから「設定&プライバシーを選択します。」

その後、「プライバシー」>>「求職活動の設定」>>「転職関心シグナル」を選んで、ボタンを「はい」にしてください。

下にあるように、Linkedinは、自分が転職にオープンであることが現在の職場に開示されないような対策はとってくれているようです。

さらに、「転職シグナルを更新」をクリックすると、採用担当者への自己PR、転職活動の状況、転職希望時期、希望ポジション、勤務地、雇用形態、業種、企業規模などを設定することができます。

まとめ

書き方もそうですが「なぜ書くのか」「どう書けば刺さるか」などを考えながら、アップデートしてみて下さい。

面白いオファーがくると、嬉しいですよ。

参考までに、僕のプロファイルはこちらです。

コンタクト申請をご希望の方は「インターンシップ・ブログを読んで」とメッセージを添えて下さい。

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