目で見て肌で感じる大切さ:インターンシップ・ブログ


SSHP第7期が始まって、一週間が経ちました。

シンガポールは日本人にとってとても親しみやすく、また人気の国ということで、「発展」「食事」「清潔さ」「厳格なルール」などのイメージがあります。

しかし観光で3日間滞在することと、研修で3週間滞在することでは見えてくるものに大きな差が出ます。

知識を現場で検証することの大切さについて考えます。

表面上のルールと・・・

シンガポールはゴミのポイ捨てや路上喫煙に対する罰則が非常に厳しい、と聞いたことはありませんか?

たしかに規制は厳しいです。指定された以外の場所で喫煙すると、最大1000ドルの罰金が課せられる可能性があります。

日本の路上喫煙禁止条例は「条例」というだけあって地域によってルールが規定されています。千代田区を皮切りに罰則が設けられていますが、大体2000円くらいですね。

これだけを比較すると、シンガポールのペナルティはひどく厳しく思えます。

・・・運用面での現実にはギャップがある

上記に加えて持ち込まれたタバコは課税対象というルールもあるので、持参しようか悩む人もいます。しかし大体は杞憂です。

まず、シンガポールのチャンギ空港においては、特別申請する人を除きほぼすべての人は税関を素通りすることになります。パスポートチェックすらありません。ランダムにチェックされる可能性もありますが、稀です。

稀であっても課税されるのは嫌だという心理は逆らえません。しかし、免税店でカートン買いしたならともかく、開封済みの1箱くらいであれば、咎められることはまずありません。

ちなみに僕は、これまで10回ほどシンガポールに渡航していますが、税関で止められたことは一度だけ、自分用のタバコを持っていましたが、問題にされませんでした。

路上喫煙についても、シンガポールの中心地では路上にゴミ箱が沢山設置されていて、ゴミ箱の上には吸い殻入れがあります。

現地の人はそこで普通にタバコを吸っています。金融街のど真ん中、超観光地のマーライオン公園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイならともかく、街中でも中心から少し離れると、吸い殻入れが無いところでも喫煙している姿をみかけます。

つまり、シンガポールの路上喫煙事情を一言で表現するならルールは厳格だが、運用上はゆるいと言えます。あくまで僕の考えではありますが。

ルールのみが知られる理由

SSHPの学生達もかなり驚きます。もっとシンガポールって厳しいと思っていた、と。

ではなぜこのようなギャップが生じるのか。

まずひとつは、旅行向けの情報媒体にあります。

地球の歩き方など、書籍として大手出版社から提供される情報は、間違えがないように作られています。旅行は楽しいだけではなく、気をつけねばならないこともあるので、ルールについて厳しく書くのは当然です。

間違っても「シンガポールは意外と緩い」とは書きにくいでしょう。

もう一つの理由は「実情を知らない大人が知識として与えた」ためです。小学校の教員が語るシンガポールは、必ずしも個人の見聞によるものではありません。

「シンガポールでタバコを吸ったら大金とられるよ」と聞かされたら、子供心に大きな印象を残すと思います。

語る側、聞く人の目線

信じられないかもしれませんが、僕が小学校の低学年のころまで、職員室はおろか、教室にも灰皿があり、休み時間にタバコを吸っていた教員がいた記憶があります。

そんな人にしてみれば、シンガポールでは教室はおろか、レストランでも路上でも吸えないらしい、というルールは厳しすぎると感じたことでしょう。その口から語られる情報に恐怖が上乗せされても驚きはありません。

一方で、公共施設やレストランでの禁煙や分煙が当然となった現代の若い教員が素の状態でこのルールについて聞いたら、案外すんなり受け入れられるのではないかと思います。バックグラウンドが違うとは、こういうことです。

でも、若い教員にしても、子供の頃には上の世代の教師に植え付けられた常識や知識があるのです。

身をもって知る

世代や個人の差は、いかんともしがたいものがあるので、伝えられるオンリーでは限界があります。。

真実を知りたいならば、経験することが不可欠です。

極論を言えば、自分で身をもって体験したこと意外は事実や真実として語れません。

2015年、シンガポールでのインターンシッププログラムSSHPを立ち上げて以来、5回目を迎えます。将来海外で働きたい、英語を使ってみたい、環境を変えたい、起業したい・・・研修生の目的は様々ですが、全ての研修生は経験を求めて僕のプログラムに参加します。世界屈...

外国に出ると、五感が刺激されます。

シンガポールでは日本ではありえない建築を見て、モスクから流れる祈りを耳にして、、いい香りに惹きつけられたフードコートでローカルフードを味わって、南国の空気に触れながら、気になることに思いを馳せて、ルールと運用、本音と建前のギャップを埋めながら、大きく成長して頂きたいです。

そんな思いでSSHPの皆さんには大いに語らせて頂いています。

余談ですが

僕は靴が好きなのですが、シンガポールで売られているブランド靴は高いと思い込んでいました。暑いから本格靴の需要が少ないと高をくくっていたわけです。

それが先日、スニーカー好きな7期生にお供してショッピングモールに行くと、買い換えようと思っていたニューバランスのモデル1300が驚くほどアウトレット・ディスカウントされていることが分かりました。迷わず購入しました。

7期の若い学生6名もから、いろんなことを教えて頂いています。

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学生向け海外インターンシッププログラムSingapore Startup Hack Program (SSHP)
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