世界を舞台に働く日本人に聞け! – その2:インターンシップブログ


前回につづき、現地で働く日本人に話を聞こうという企画の第2弾。

富士ゼロックスシンガポールのイノベーションオフィスで働く寺嶋毅さんにお会いしました。ブギス周辺の食堂と、街なかからすこし離れたディープシンガポールの24時間営業の飲茶で、二晩にわたって研修生の質問に答えて頂きました。

注意:会社訪問はSSHP研修プログラムとは無関係です。また、寺嶋さんのコメントは個人の見解であり、所属する企業・団体を代表するものではありません。

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>>> 研修生:どんな仕事をしていますか?

寺嶋さん(以下、敬称略):新規事業を作り出すための全てです。イノベーションオフィスは、世界中のスタートアップとコラボして新規事業をつくることを目的としています。そのために市場調査、技術精査、交渉から予算管理まで、あらゆることをやります。10人に満たない少数態勢で、日本人は僕だけです。

>>> 研修生:いつから海外で働こうと思いましたか?

寺嶋:働きたい、というよりは、働くんだろうなという感じでした。英語のシャワーを浴びれる環境に身をおくことが手っ取り早いと思ったので、高校時代に留学して、大学も海外の大学にしました。

>>> 研修生:こちらに来て、シングリッシュには戸惑いましたか?

寺嶋:最初は少し。でもすぐ慣れました。うちの大学はアメリカだけど、アメリカ人は3割くらいで、あとは色んな国から集まっているんです。シンガポール出身の人もいましたから、それほど困りませんでした。あとはインド英語も癖がありますが、それでもシンガポールに来ているインドの方の英語は聞きやすいです。

>>> コーディネータ:英語を勉強する上で、読む・書く・聞く・話すのうちどれが一番大切ですか?

寺嶋:話すことだと思います。とりあえず口を開いて伝えないことには話になりませんから。

>>> 研修生:今の会社でやりたいことをやれてますか?

寺嶋:はい、やれています。僕は新卒でこの会社に入りましたが、イノベーションオフィスに来ることを前提で選考をうけましたから。コピー機の部門だとしたら入社しなかったです。

>>> 研修生:どれくらい今の会社にいると思いますか?

寺嶋:それは正直わかりませんが、今はやりたいことをやれているので、ここにいる理由があります。でも1つの会社で一生過ごすという時代でもないですから。もっとやりたいことがあれば、スパっと辞めます。

>>> 研修生:お金と仕事、どちらを選びますか?

寺嶋:仕事です。そんなに稼ぎまくっても、お金をつかう人間じゃないので。もちろん薄給は嫌ですよ(笑)

>>> 研修生:どんな理由で会社を選んだんですか?

寺嶋:今のところそれはハッキリしています。海外でビジネスができることと、エンジニアと仕事ができることです。スケール感は海外のほうがワクワクするし、ものを作ってくれるエンジニアは不可欠です。

>>> 研修生:どうやったらそんな仕事に出会えるんですか?

寺嶋:人に合うことだと思います。富士ゼロックスという会社に全く興味がなかったけれど、インターンをしていた関係でゼロックスの人を紹介してもらって、そんなに面白い部署が新設されるのなら、ということで面接を受けました。外資系企業はまったく考えせんでした。外資が日本人に狙わせるのは日本のマーケットだから。

>>> 研修生:行ってみたい国はありますか?

寺嶋:ありません。僕は海外でビジネスをしたいだけで、だから対象の市場に住むことになるのかもしれませんが、それにしたってマーケット有りきです。

>>> 研修生:シンガポールは住みやすいですか?

寺嶋:とても住みやすいです。便利で安全です。でも、娯楽は少ないですね。あと個人的には、暑いのが苦手なので、気候には辟易しています。

>>> 研修生:会ってみたい人はいますか?

寺嶋:いません。おもしろそうか、おもしろそうじゃないか、という基準で物を考えるのですが、会いたい個人は特に居ません・・・坂本龍馬が生きていれば会ってみたいですけど。

>>> 研修生:まだ進路を決めかねていて、なにかアドバイスありますか?

寺嶋:繰り返しになりますが、いろんな人に会ってみて、話をきくことです。生きたアドバイスを貰えると思いますよ。話を聞いたら面接を受けて、会社側のドアを開いてもらうこと。内定をもらった上でまたいろいろと受けて、自分に合いそうなところにとりあえず入る、ということでいいと思いますよ。時間が必要なら休学もありです。

>>> 研修生:大学は4年間、入社したらずっとそこで・・・みたいなキッチリした考え方なんですが。

寺嶋:そういう人にこそ留年をおすすめしたいですね(笑)。それぞれだと思います。でも沢山の人に会っておくことはおすすめしますよ。

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僕が寺嶋さんと接点を持ったのは昨年のことで、インターンシップに関連する案件で突然メッセージを貰ったのが始まり・・・ということを思い出すまでに少し時間がかかりました。結局その案件は、繋いで頂いた主体者のコミュニケーションが滞って自然消滅したので。

でもきっかけなんてどうでもいいのです。面白い人物に会う場合の多くは「たまたま」で、会って同士がしかるべきアンテナを装着していれば、縁は繋がります。僕個人としては、今後も面白い人として声をかけて貰えるような自分でありたいと思います。

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研修生の質問に答える寺嶋さん