好奇心が強いインターンが仕事を任される:インターンシップブログ

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昨日に引き続き、信頼されるインターン生が持つ資質について書きます。

・レスが早い
・好奇心が前にでる
・考えられる

今日は2つ目の「好奇心」。優秀なインターン生は好奇心が旺盛で、それが全面に出ます。好奇心は大きなアピールにつながるのです。

好奇心は実践と継続を促す

そもそも「好奇心」とは何か。Wikiから引用すると・・・

物事を探求しようとする根源的な心。自発的な調査・学習や物事の本質を研究するといった知的活動の根源となる感情

「自分から動くための原動力」と言い換えることができそうです。「あれ面白いですね〜」と口先で言うことは誰にでもできますが、それは相槌を打っているだけであって、好奇心の強さとは言えません。

話し相手の好奇心の強さは、以下のようなステップで確認できます。

  1. 興味(その場で質問される):こちらが提示したトピックについて、追加の質問がない場合は、発展することは少ないです。
  2. 学習(再会時、知識・見識が増している):深くなっているそのトピックについて深掘りして質問してみる。元の知識が1だったとして、5に増えていれば、関心から好奇心を発露させたと言えます。
  3. 実践(自分なりに日常に取り入む):そのトピックについて何らかのアクション(調査、実践、応用など)をとることが常態化されていることが確認できれば、好奇心が本物だったことを疑う余地はありません。

僕がおすすめしている「ひとりごと英語」という練習方法があります。定着率は1%と低いのですが、効果は高いです。ある大学生(いまは社会人です)にこの方法を紹介したら、上記のステップを辿ってくれました。

  1. 興味(その場で質問される)「英語をどうやって勉強しましたか?」「どこからネタを仕入れるんですか?」と矢継ぎ早に質問攻めされました。
  2. 学習(再会時、知識・見識が増している):数日後、似たような他の事例を調べてきて、逆に僕に教えてくれました。
  3. 実践(自分なりに日常に取り入む):半年後、コンセプトはそのままに、しかし自己流にアレンジして彼はそれを実践していました。僕がシャワー時間を主な練習の場にしているのですが、彼は通学中の自転車を選びました。

このように、アクションが伴って始めて好奇心の強さを示すことができます。

好奇心はコミュニケーションを前に進める

つまり、話が盛り上がるのです。好奇心の強いインターンは、話題も豊富で議論に事欠きません。こういう人は自ら発信するだけでなく、聞き役に回ることもできます。様々な場や相手に対応するための幅と深さを備えているからです。

能動的な聞き役は、例えるなら有能なキャッチャーで、裏で場をまわすことができます。ただ黙っている人は、投げ込み練習用のネットみたいなもので、ピッチャーが自らボールを拾いに行く必要がありますし、「ナイスピッチ」と声をかけてくれることもありません。なので虚しさと疲れが残る。

結果的に、強くアピールできる

好奇心の強いインターンは、常にアンテナを立てて知識を増やし、検証を重ねることができます。そしてある時は発案者に、ある時はファシリテーターになることもできます。そこまでできるのなら最後までやり遂げてくれるだろうと、スタートアップは思うのです。

「いや、好奇心はあるんだけど、シャイでアピールなんかできない」という人がいるかもしれませんが、それは本物でない証拠です。たとえ口下手であったとしても、実践できるレベルの好奇心は、それが言動に現れます。1つ質問された時に3の知識をもって、10の見解を実体験として語ることができるからです。

その意味で「好奇心」というのは前回書いた「即レス」と違い、誰もが直ぐにできるわけではないのかもしれません。ゆくゆくは、好奇心を養う方法について書いてみたいと思います、近いうち・・・3ヶ月以内に。

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