好奇心が強いインターンが仕事を任される:インターンシップブログ

pexels-photo-30721 

昨日に引き続き、信頼されるインターン生が持つ資質について書きます。

・レスが早い
・好奇心が前にでる
・考えられる

今日は2つ目の「好奇心」。優秀なインターン生は好奇心が旺盛で、それが全面に出ます。好奇心は大きなアピールにつながるのです。

好奇心は実践と継続を促す

そもそも「好奇心」とは何か。Wikiから引用すると・・・

物事を探求しようとする根源的な心。自発的な調査・学習や物事の本質を研究するといった知的活動の根源となる感情

「自分から動くための原動力」と言い換えることができそうです。「あれ面白いですね〜」と口先で言うことは誰にでもできますが、それは相槌を打っているだけであって、好奇心の強さとは言えません。

話し相手の好奇心の強さは、以下のようなステップで確認できます。

  1. 興味(その場で質問される):こちらが提示したトピックについて、追加の質問がない場合は、発展することは少ないです。
  2. 学習(再会時、知識・見識が増している):深くなっているそのトピックについて深掘りして質問してみる。元の知識が1だったとして、5に増えていれば、関心から好奇心を発露させたと言えます。
  3. 実践(自分なりに日常に取り入む):そのトピックについて何らかのアクション(調査、実践、応用など)をとることが常態化されていることが確認できれば、好奇心が本物だったことを疑う余地はありません。

僕がおすすめしている「ひとりごと英語」という練習方法があります。定着率は1%と低いのですが、効果は高いです。ある大学生(いまは社会人です)にこの方法を紹介したら、上記のステップを辿ってくれました。

  1. 興味(その場で質問される)「英語をどうやって勉強しましたか?」「どこからネタを仕入れるんですか?」と矢継ぎ早に質問攻めされました。
  2. 学習(再会時、知識・見識が増している):数日後、似たような他の事例を調べてきて、逆に僕に教えてくれました。
  3. 実践(自分なりに日常に取り入む):半年後、コンセプトはそのままに、しかし自己流にアレンジして彼はそれを実践していました。僕がシャワー時間を主な練習の場にしているのですが、彼は通学中の自転車を選びました。

このように、アクションが伴って始めて好奇心の強さを示すことができます。

好奇心はコミュニケーションを前に進める

つまり、話が盛り上がるのです。好奇心の強いインターンは、話題も豊富で議論に事欠きません。こういう人は自ら発信するだけでなく、聞き役に回ることもできます。様々な場や相手に対応するための幅と深さを備えているからです。

能動的な聞き役は、例えるなら有能なキャッチャーで、裏で場をまわすことができます。ただ黙っている人は、投げ込み練習用のネットみたいなもので、ピッチャーが自らボールを拾いに行く必要がありますし、「ナイスピッチ」と声をかけてくれることもありません。なので虚しさと疲れが残る。

結果的に、強くアピールできる

好奇心の強いインターンは、常にアンテナを立てて知識を増やし、検証を重ねることができます。そしてある時は発案者に、ある時はファシリテーターになることもできます。そこまでできるのなら最後までやり遂げてくれるだろうと、スタートアップは思うのです。

「いや、好奇心はあるんだけど、シャイでアピールなんかできない」という人がいるかもしれませんが、それは本物でない証拠です。たとえ口下手であったとしても、実践できるレベルの好奇心は、それが言動に現れます。1つ質問された時に3の知識をもって、10の見解を実体験として語ることができるからです。

その意味で「好奇心」というのは前回書いた「即レス」と違い、誰もが直ぐにできるわけではないのかもしれません。ゆくゆくは、好奇心を養う方法について書いてみたいと思います、近いうち・・・3ヶ月以内に。

***********
学生向けの海外研修プログラムSingapore Startup Hack Program (SSHP)
20168月下旬~9月上旬に開催される第4期の研修生を募集しています。
海外でアクションを起こしたい学生さんの応募をお待ちしています。
***********