語彙力は高いほうがいい(インターンシップブログ)


さて、インターンシップとは少し外れますが、仕事をする上で大事な「言葉」について書きたいと思います。

仕事をしていて思うのが、優秀な人はとても分かりやすい言葉で語る、ということです。

昨年Lingvistという語学系スタートアップのファウンダーに話を聞いたときに強く感じました。Maitは若くしてCERN(欧州原子核研究機構)に研究者として招聘されましたが、若さゆえに周りの研究者と話が合いませんでした。そこで暇な時間にフランス語を(CERNがあるジュネーブはフランス語圏)100日間でなんとか理解できる程度に勉強できないかと思いたち、反復学習のためのプログラムを独力で組み上げた人物です。

「ナードの話は理解しにくいんだよなぁ」と構えて望んだインタビューですが、行動心理学、言語学、マシンラーニング、反復性などの要素をとてもわかりやすく説明してもらったことをおぼえています。

伝えるために話をするのだから、相手が理解できないような言葉をつかうと意味が無いと思うのです。

ただし、これは言葉を知らなくてもよい、ということにはなりません。豊富な語彙を持つことで仕事が進むケースがあるのです。

ケース1. 正確に表現するために

A: 新たなサーバーを導入すればデータを分別することができ、セキュリティ効果がある。
B: 別用途のサーバーを新規導入すると顧客データと社内リソースを切り分けることができ、コンプライアンス効果が高まる。

Aは日本語としてシンプルですが、意味が大味です。Bは一見複雑ですが、ピンポイントです。どちらが正しいというわけではなく、状況に応じて使い分ける必要があるのです。

ケース2. お客様に足元を見られないように

「吃緊の見計らいを所望します。」

僕がサラリーマンとして働いた1年目に受けた電話で聞いた表現です。「こんなしゃべる方する人いるのか?」と思われるかもしれませんが、いるんです。年齢があがるほどに。

平易な文章に書き直すなら「緊急で検討したいので、商品を注文前に送ってほしい」ということになります。

だったらそう言えよ、と思わなくもないのですが、お客様がつかう言葉をコントロールできるものではありません。幸い上のケースでは余裕があったので、話を合わせながらその場でググって対応することができましたが、これが対面だと大恥をかくか、「この若造はこんな単語もしらねーのか」と商談がポシャる場合もあるわけです。言葉ひとつで仕事を失いたくないものです。

語彙力を高めるためには

身も蓋もないですが、言葉に触れるしかありません。興味がある新聞(ネットでもOK)や書籍から、すこしづつ身につければいいのだと思います。

このエントリでも、普段の会話では馴染みがなさそうな(?)表現を使ってみました。

  • 招聘(しょうへい)・・・(研究所などに)招かれること
  • ナード(nerd)・・・オタクを表す英単語。ギーク(geek)に比べて学問的な意味合いが強い。

僕は結構つかいます。我ながら気取ったしゃべり方するなぁ、とイヤになることが、たまにあります。