“Didn’t you~?” 否定疑問文にスムーズに回答する方法


突然ですが、↓の回答Aは間違いです。

Q – “Didn’t you check it?”   (確認しなかったのか?)

A – “Yes, I didn’t.” (はい、しませんでした。)

どこが間違っているのでしょうか?

SSHPは日本の大学生のための海外(シンガポール)インターンシップ・研修プログラムです。こう書くと英語に堪能な学生が参加すると思われるかもしれませんが、英語が苦手な人のほうが多いです。

英語のコミュニケーションには失敗もありますが、なかでも「否定疑問文」に対する返答はインターンの過半数が一度は間違えます。スムーズに疑問否定文に回答できるように、そして不要な誤解を回避するために、方法を考えます。

疑問否定文とは?

疑問文と否定文を組み合わせたものです。冒頭の例だと。

  • 否定文:You didn’t check it.(あなたは確認しなかった)
  • 疑問文:Did you check it?(確認したの?)

これらを組み合わせて、Didn’t you check it? (あなたは確認しなかったのか?)という疑問否定文が成立します。

ちなみに冒頭の質問に正しく回答するならば、以下のどちらかです。

Q – “Didn’t you check it?”   (確認しなかったのか?)

A1 – “Yes, I did.” (はい、確認しました。)・・・確認していた場合。
A2 – “No, I didn’t.”(いいえ、確認しませんでした。)・・・確認していなかった場合。

回答を間違えやすい

疑問否定文の回答は間違えやすく、誤解を招く可能性が高いです。意図に反して逆の返答をしていることもあります。

とくに英語に不慣れだと、完全な文章ではなく、Yes, Noの一語で返してしまいがちです。

すると、どうなるか?

Q – “Didn’t you check it?”   (確認しなかったの?)

A – “Yes.” (はい、しました。)・・・実際はしなかったのに。

仮にこれが仕事の会話だとすると、今後お互い勘違いしたまま仕事を進めることになります。時間が経つにつれて誤解は大きくなり、修正が難しくなります・・・怖いですね。

っというわけで、否定疑問文にかぎらず、インターンシップ業務においては、正しく回答することは大切です。

間違える理由1:Yes, Noの対象が違う

このような誤解が起こる一番の理由は、日本語と英語の構造上の違いです。

言葉だけでは説明しにくいので、下をごらんください。

疑問否定文の考え方

日本語で考えると

質問に対するYes, Noを決定づけるのは、質問者、あるいは質問文そのものに同意するか否かです。

実際やらなかったなら、「確認したなかったのか?」という質問者に同意するので、まずは「はい」(Yes)と答えることになります。

それに続くのは「確認しませんでした」(I didn’t)という否定文です。日本語だと「はい、確認しませんでした。」違和感はありません。しかし、これを英語にすると、”Yes, I didn’t.”になります。Yesがnotを従えるのは、英語としては不自然です。

英語で考えると

質問に対するYes, Noを決定づけるのは、文章の中身(行動や状態)に対する是非です。

ここでは実際はやらなかったので、アクションを否定するNo(いいえ)が正解になるわけです。

続く文章は変わらず I didn’t. なので、合わせて No, I didn’t. 

日本語的な考えにひっぱられてしまうと、Yes, I didn’tという、英語の語感としては珍妙な受け答えをしてしまうのです。

間違える理由2:変則的な否定疑問文

疑問否定文には、以下のような形があります。

  • Don’t, Didn’t, Doesn’t…?(一般動詞からはじまるの否定疑問)
  • Isn’t, Aren’t…?(be動詞からはじまるの否定疑問)
  • Won’t, Shouldn’t…?(助動詞からはじまる否定疑問)

大別するとこの3つです。これらは否定を表すnotが入っているで、疑問否定文だと認識しやすいです。

しかし現実には、

“You didn’t check it?”

と表現する人もおおいです。

厳密に言うと、正しい文法とは言えないかもしれませんが、このような喋り方をする人は沢山います。(特にシンガポールでは多い気がします。)

あまり目くじらをたててもしかたないですし、言語では運用する中でルール(文法)を外れるのは自然です。

日本語だって、かなり融通をきかせています。上の日本語の例文ではあえて「確認しなかったの?」と助詞を最後に付けていますが、実際は「確認しなかった?」と、平叙文の語尾を上げて疑問文にする人も少なくないはずです。同じことですね。

すこし逸れましたが、この変速的というか、くずれた否定疑問文のほうが惑わされやすいです。

解決方法の提案

その1:notを無視して、内容に徹して回答する(オススメ)

否定疑問文で質問されても、普通疑問文と同じように回答しましょう。

疑問否定文の回答をおさらいします。

Q – “Didn’t you check it?”   (確認しなかったのか?)

A – “No, I didn’t.” (いいえ、しませんでした。)

では、おなじ内容の質問を普通疑問文で聞かれたら?

Q – “Did you check it?”   (確認したのか?)

A – “No, I didn’t.” (いいえ、しませんでした。)

いずれも回答の仕方は同じなのです。

繰り返しですが、英語の普通疑問文も否定疑問文も、聞いているのは「その内容」です。内容に同意ならYes、同意しないならNo。

「間違える理由1:Yes, Noの対象が違う」が理解できていれば、納得できます。

その2:Yes, Noを言わない。

相手を混乱させる理由が「Yesに続く否定文」「Noに続く肯定文」なのであれば、回答からYes, Noを省略すればいいです。

Q – “Didn’t you check it?”   (確認したのか?)

A – “I didn’t.” (しませんでした。)

まぁ、なんとなく素っ気なく聞こえますし、反射的にYes, Noがでちゃうかもしれませんが、ちゃんと通じます。

練習法の提案

海外インターンシップ中や、英語の会話パートナーがいるなど、英語に堪能な人が周囲にいる環境なら、会話の中で否定疑問文を使って質問してみてください。

自ら使って、その反応を参考にするのはとても効果的です。

その際は、Yesであれ、Noであれ、相手の回答がある程度想定できる質問をするとベターです。たとえば、いかにもお腹がすいていそうなタイミングで “Aren’t you hungry?” と聞けば、おそらく ” Yes, I am (so hungry).”と回答が返ってくるはずです。

質問も回答も、練習するうちに刷り込まれます。何でもそうですが「習うより慣れろ」です。

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