SSHP第7期の体験記第3弾です。
3年生でサマーインターンではなく、シンガポールの3週間を選んだ男子学生は何を学んだのか。。。
参加理由とバックグラウンド
大学3年生の夏休みにSSHP7に参加しました。SSHPに参加したきっかけとしては以下のような流れがありました。
- インターンシップでビジネス経験を積んでみたかった→長期インターン
- 留学ではなく就業という形で、海外で一か月生活を送るというチャンス→長期海外インターン
- スタートアップに興味があり、エコシステムを体感したかった→シンガポールでの長期海外インターン
- Yasさんの存在(フィードバックが厚そう)→SSHP
- SSHPを知ったきっかけはInstagramのストーリーの広告です。(Yasさんの戦略にはまったそうです笑)
実際の業務内容
シンガポールのスタートアップ企業Neeuroで、3週間インターンシップを行いました。Neeuroは脳トレによって認知機能を高めることを念頭において、アプリケーション・機器・プログラムを提供する企業です。
ポジションは、business development executive (=営業職)で、実際に行った業務は:
- Neeuroの日本市場におけるポテンシャルパートナーのリストアップ
- アプリケーションやプレゼンスライド、補足資料の翻訳
- トレーナー教育のプレゼン(実際にNeeuroが行なっているもの)のデモ(英語と日本語の両方で)
- Neeuroのシニア対象プログラムの現場に参加・補助(老人ホーム訪問)
- ポテンシャルパートナーとの電話会議に同席
など、多岐にわたります。
私たちインターンを採用してくれたCMOとは最後の1週間まで会えず、その下で働くフィリピン駐在の社員からチャットにて業務の指示を受けるという特殊な環境でした笑。それでも社内のCTOの方やデザイナーの方から業務の指示を受けるなど、社員のみなさんに優しくしていただきました。Neeuroのみなさんは大変優しく、感謝でいっぱいです。
業務以外の生活
仕事の外で気づいたこと:
- 指定のホステルは、思ったよりきれい。従業員優しい!
- シンガポールのごはんはおいしい。(Yasさんの舌は間違いない!!!)個人的には、飲茶(深夜に)、中華街の屋台(麻婆豆腐とビールの組み合わせ最高)、チリクラブがお気に入りです。
- SSHPのOGであるひかるさんとの夕食や、ひかるさんの御厚意によって実現したFacebook訪問
- 水族館、Zepp(ライブ)、ZOUK(クラブ)、TeamLab、、、
等々楽しかったです。
身についたこと(今後身につけたいこと)
時間感覚
自分の考えを練りだすときや翻訳等の業務の際に、あえて時間制限(25分、5分)を設けることで作業効率を高めることができます。特に“やめる判断”をすることができます。この時間感覚の下、一日のやることリスト作成や、納期を踏まえた業務の進行計画を立てることができます。
スライドやプレゼンの工夫
1slide, 1 messageの原則や、重要点を強調するスライドづくり
スライドに時間の波(=協調したいこと、伝えたいことの発表が最も濃くなるように)をつくること、short talkによってオーディエンスの情報を集めたり場を温めたりすること、といったプレゼンの実施方法。
フレーミング
考えを生み出すときに有効なフレーミングという方法。自分の頭の中の整理がはかどり、次に取るべき行動が見えるようになります。フレーミングという方法の前提として、リサーチで情報収集するときも、ブレインストーミングをするときも、とりあえず書きだすことが大事です。
自分の弱点・・・受け身姿勢、きつい言い方
いっしょにインターンに参加したパートナーをはじめとしたSSHP7期の皆さんに、日々の生活やpeer reviewを通じて、指摘をもらうことができました。普段の生活ではなかなかこのような話はしないので貴重な見解・アドバイスをいただきました。
就職観
入りたい企業として、start-up mindset、企業組織のフラットさ、業務・業界の変化の多さ、がある企業を探したいと思います。
なりたい人材として、掛け合わせで0.001%の人材になること、自由を得るための実力と実績を磨くこと、早く学ぶこと、を目指したいと思います。
最後に
前項で多くのことを記述しましたが、これらは、SSHPの皆さん、KellyをはじめとしたNeeuroの皆さん、SSHPのOGのひかるさん、FacebookのTamamuraさんとMizukamiさん、等シンガポールでの出会いによって実ったものです。
そして何より、毎晩遅くまでフィードバックしてくださり、おいしいごはんに連れて行ってくださり、このチャンスをくださった、Yasさんに本当に感謝しています。
ありがとうございました!!!
コーディネータの後書
SSHPで得られるものは人それぞれです。大雑把に経験という人もいれば、技術を上げる人もいますが、「時間感覚」「プレゼン技術」「フレーミング」を上げてくれた彼は、明らかに後者です。いろいろ吸収してくれました。
一方で、僕個人の見方ですが、大きなインパクトがあったのは、パートナーとの関係性だったのではないかと思います。
自分の弱点・・・のところでさらりと触れていますが、Neeuroチームの二人は、コミュニケーションでぶつかりました。感覚派の女性と理論派の男性。
お互いに長所と課題があります。
彼女は独自の意見で視野を広げられるという長所がありますが、ストレートな言語化が苦手で、また人の追求に押されてしまう、という課題があります。
彼は考えの整理と説明がスムーズですが、ついつい攻撃的になってしまうという課題があります。
幸いこのチームは、歩み寄ることができて、すばらしい最終プレゼンに迎えた、と僕は感じました。嬉しかったです。
ところで、就活観についてはとても独特でした。詳しくは定まっていませんが、全く王道とは言えない、尖った意見を披露して頂きました。
彼の就活も、追跡したいと思います。
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