最初の会議に備える「想像し、具体的に考え、伝える」:インターンシップブログ


SSHP第5期のアクティビティを通じて、感じたことを書いています。

前回は、研修生による外国企業へのコンタクトでした。ドタバタしましたが、3チームともSkypeミーティングと対面ミーティングを実行してくれました。

SSHP第5期、着々と準備が進んでいます。オンラインで每日課される宿題のフェーズを終えて、今週から受入企業とのコンタクトが始まりました。僕がメールで双方を紹介して、その後のやりとりは、企業側と研修生にまかせています。スタートアップ(外国企業)に送る初メ...

SSHPの初回ミーティングは、お互いを知るためのカジュアルな設定ですが、やはり研修生は緊張します。英語の得手不得手に関わらず、ガチガチに緊張します。

これは無理もないことです。声が震えるほど緊張したっていいと僕は思います。

緊張はさておき、個人的に感じるのは、ミーティング(ここではカジュアルな自己紹介)の準備、心構えが不十分だということ。今期に限ったことではなく、過去全てのバッチで、準備万端な人はいませんでした。

これもある意味当然で、だからこそSSHPという研修プログラムが成立するわけです。

しかし、分かってながら放置することはできません。準備できること、というか、準備しておくべきことは、ちゃんとあります。

状況(初回ミーティングの意義)を考える

自己紹介は、自分のことを知ってもらうために行います。しかし、内容は状況によって異なります。状況とは、与えられた時間、相手の興味、相手の立場などの要因を指します。

しかし「カジュアルな自己紹介」という言葉に引っ張られると、↓のような汎用的な説明に陥ります。

「はじめまして、AAAと申します。BBB大学で国際関係学を勉強しています。マーケティングに興味があります。趣味は旅行と読書です。よろしくお願いします」(これを英語で)

旅先のバスで隣り合った人との会話ならこれでいいのかもしれませんが、これから異国で、インターンシップにのぞむ大学生の自己紹介としては、薄い

もっと前のめりな姿勢を示してほしいと企業は思います。

相手の期待を想像する

シンガポールに限らずスタートアップは、意志をハッキリ示すインターンを求めています。

カジュアルなミーティングとはいえ、相手は学生を3週間受入れてくれる企業です。多かれ少なかれ、仕事に関する熱意や興味について聞きたいです。

その意味で、上の例は表面的で、真意がつかめません。特に「専攻は文学で、マーケに興味がある」など、勉強していることとやりたい事が一致していない場合は、相手を混乱させてしまいます。一致していなくても良いのですが、その場合、ちゃんと説明が必要です。

ちなみに、弊社でスゥエーデンのインターン生を受入れた時の自己紹介はこんな感じでした。

「僕は○○○と言います。ルンド大学で会計を勉強していますが、イノベーションの調査に興味があって、Prepared Slidesのインタビュー手法と、まとめ方を学びたいです。ニュースサークルを主催していて、編集の経験があります。スタバでバリスタもしているので、笑顔と人当たりには自信があります。」

主張が強いと思いますか?いやいや、むしろ標準的で、マイルドなくらいです。こちらが辟易するくらい主張する学生も珍しくありません。

いずれにしても、具体的に言ってくれると、会社としては助かります。

自分が求めているものを、具体化する

往々にして、研修生と企業の会話は以下のようになりがちです。

企業:どんな仕事に興味がありますか?

研修生:ええーっと・・・

企業:いろいろありますよ。営業、マーケティング、顧客対応、データ分析など

研修生:マーケティングです

企業:マーケといってもいろいろあるけど、具体的には?

研修生:ええーっと・・・

多くの学生は「漠然とした動機」を抱えています。コンセプトは、聞こえはいいものの、実体を伴わないことが多いです。なので、自分が手を動かしている姿が想像できるレベルまで落とし込みます。「マーケティングに興味がある」といっても、それでは広すぎるのです。あと2段階ほど深掘りしましょう。

marketing

僕はマーケの専門家ではないので、区分方法についてはご意見があるかもしれませんが、緑の破線を超えた「対象」くらいまで考えておくとよいでしょう。

難しそうですか?表にしてみると立派に見えますが、1分ググって、5分でまとめることができる程度のものです。不慣れな学生でも1時間考えれば到達できます。

言うべき主張を箇条書きにする

自分の希望を具体化したら、忘れないようにメモっておきましょう。

特に英語が苦手な人、絶対です。social media marketingとか、customer interactionとか、単語、あるいは文節レベルでメモしておきましょう。

ただし、全文原稿を作ってはいけません。ミーティングは話す場所であって、読む場所ではありません。スクリプトに頼ると、読むことに意識が集中してしまい、熱意が一気に引いてしまいます。

そして、伝える

それに、会話を想像してみると、それほど込み入ったものではありません。

企業:どんな仕事に興味がありますか?

研修生:I’m interested in marketing.

企業:具体的には?

研修生:The young Japanese like Twitter and Instagram.  We can search and conduct best practices in each media, including  keyword and tag optimization to promote your service.

上手く話そうとしなくていいです。相手に理解してもらうことが先決なので、込み入った単語で煙に巻くよりは、平易な表現を心がけてください。

希望が100%通るとは限りませんが、しかし原点に立ち返って下さい。

このミーティングは、自分を理解してもらうための情報と意志を示すためにあります。なので、自分を開くところから始める。仮に自分と相手の希望が不一致だったら、そこから一歩戻ったり、更に深く潜ったりすればいいのです。

具体的に伝える努力を怠ると、あなたは後手に回ります。

おとなしく寡黙を貫いて、企業が投げるお題に従事する、というスタンスでも成立するでしょう。

でも、自分が志願したポジションで、仕事で相手を唸らすことができれば・・・それは大きな自信につながるはずです。

能動的な人、強く望まれているのです。