SSHP第5期の準備を進める日々ですが、第3期メンバーの馬場宏幸さんに会いました。近況報告が素敵なコンテンツになりました。
自ら作った有給インターンの機会
>>> お久しぶりです。いつ以来だっけ?
馬場:2016年の2月に参加して、終了直後に皆で会ったので・・・もう9ヶ月くらいです。
>>> 今は何してるの?
馬場:Trabble(旅行者や宿泊施設向けにコンシェルジュサービスを提供するシンガポールのスタートアップ企業)で日本サイドのお手伝いをしています。
>>> おお、第3期の受入企業ですね。ずっと手伝ってるの?
馬場:帰国後もボランティア感覚で手伝ってました。頼まれたわけじゃないんですが、日本で競合するスタートアップが出てきて、要約を送ったり、主に市場に関する情報を送っているうちに、マーケティングの有給インターンとして受入れてもらいました。英語のほうはまだまだですが、聞く方は結構上達したかもしれません。
>>> すごい。売り込む気があったの?
馬場:なかったです。でも大学でゼミを離れてしまって、やれることはないかと考えて、縁があったTrabbleの役に立ちたいと思ったんです。情報をコツコツ自分で発信することができたのが認められたと思っています。
>>> 帰国後は自分で有給のインターンシップを探せるような人になってほしい、とアドバイスしたのを覚えていますか?宏幸くんがそうなってくれて嬉しいです。
馬場:そこは意識してなかったです(笑)・・・でも覚えていますよ。まぁ有給とはいえ、そんなにもらってるわけじゃないですが。
足りない経験を、自ら埋めたい
>>> 今はTrabbleでのインターンシップと大学の2本立て?
馬場:もうひとつ、新たなプロジェクトを考えています。まだコンセプトですが、キャリアに関する組織を立ち上げたいと考えています。
>>> アクティブですねぇ。きっかけは?
馬場:人を巻き込んで物事を前にすすめる経験が欲しいからです。あとマネージメントも。どちらも僕が苦手でやったことがなくて、でも必要なことだと感じました。今はパートナー候補と共同で動いていて、経験豊富な社会人の方にもご協力頂いています。
>>> キャリアじゃなくて、他のなにかでも良かった?
馬場:はい。でもキャリアをテーマに選んだのは、自分にとっても有益だからです。この冬は就活を控えてますから、自然と本気になります。
就職先は、じっくりと見極める
>>> おお、そうだった。以前聞いたときは、メーカーの海外部門志望だったね。
馬場:まだ揺れていますね。モノがしっかりと売れる仕組みのような・・・経営にも興味が沸いたので、戦略系のコンサルティング会社を検討しています。ただ、一時期コンサルだけ意識して視野が狭くなっていることに気付いたんで、一歩引いて検討中です。
>>> いろいろ見ればいいですね。コンサルタントじゃなくても、モノやサービスを売る企業の中の人になって、戦略に関わる業務につくという選択肢もあるよね、時間はかかりそうだけど。
馬場:そうなんですよねぇ・・・。スタートアップに関わっていると、スピード感や野心に触発されて、それもいいな、とふわふわしてしまうので。でも、大企業でもスタートアップでも、社会人の方に話を伺うと、みなさん楽しそうに仕事をしてるんだな、と思うんです。だから、時間をかけて考えて、納得できる就活にしたいです。
>>> 「したいです」じゃなくて「します」、ね(笑)。
馬場:懐かしいです、この突っ込まれる感じ・・・。
SSHPを経て、自分と向き合った
>>> そうだねぇ。参加者からも相当突っ込まれてたもんね。宏幸くんにとっては辛かったんじゃない?
馬場:すごくきつかったです。メンバー皆鋭くて、言われることが全部的を射ていて。自分でわかっているけど向き合えなかった弱さを指摘されると、いや辛かったです・・・でもそれが自分にとって必要だったんです。
>>> 僕も散々言わせて頂きました (笑)
馬場:覚えてます(笑)。でも帰国してからが大事だって言ってもらって、そこから足りない自分を振り返って・・・そうですね。まだまだですけど、やっと点と点がつながりかけているような感じです。
>>> そう言われてもらえて嬉しいです。SSHPで毎晩のレビューを一日おきに変えようかという案もあったんだけど。
馬場:いやそれ絶対ダメです。ヤスさんにとってはキツいかもしれないですけど、レビューは毎晩やってください。
>>> ですよね。大丈夫、第5期もレビューは毎晩やります。僕の中ではSSHPのメインコンテンツなので、外しません。・・・はなしを戻しましょう。点がつながったと感じるようなキッカケはありましたか?
馬場:いや、具体的なものは・・・とにかく何とか現状を変えたい気持ちがあって、でもひとっ飛びに変わることはできないので、目の前の出来ることを少しづつやっています。で、振り返ってみると、SSHPで気づいたことや、仲間にもらったアドバイスがキッカケだったというような感じです。まだバチっとはまってるわけじゃないですが、続けていきます。
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SSHPには我が強い学生もいれば、声の小さな学生もいます。宏幸くんは後者で、しかも頑固な性格。期間中は愛されながらもビシビシ叩かれました。参加者の帰国後についてはとても気にかかるものですが、少しでも前に進んでいる、という話を聞くと、思わずガッツポーズが出ます。
いつだって、終了生に会えるのは嬉しいものです。
ミートアップ・イベントで奮闘する馬場さん
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