「最短で合格点に持っていく姿勢」SSHP4体験記①:インターンシップブログ


SSHP第5期のスケジュールを公開しました。

このタイミングで、第4期参加者の声を掲載したいと思います。いろいろと迷っている方々のヒントになれば幸いです。

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初めまして。私は現在大学3年生で、経済学部に所属しています。ゼミではマーケティングを学んでいます。今回は私にとって初めてのインターンシップでしたが、それがSSHPでよかったと心から思っています。

なぜ参加したのか

一番大きかったのは、自分の将来ビジョンを明確にしたいということでした。就職活動を控えている今、どこの会社に就職するかという以前に、それを決めるための指針が自分の中にないことがずっと気がかりでした。自分は何があれば幸せなのか。どうなりたいのか。それが少しでも明確になれば、人生の大部分を占める仕事の選択に良い影響をもたらすはずだと感じていました。そしてその指針を導くための一つの手段として、インターンシップが有効だと考えました。その中でもSSHPを選んだのは、海外で英語を使った勤務経験ができる点と、コーディネーターの高田泰伸さん(以下 やすさん)が同行しフィードバックがいただけるという、サポート体制が整っている点からです。このプログラムは、自分の成長に大きく寄与すると確信し、参加を決めました。

どんなで会社、 何をした?

私がインターンをさせていただいたのは、Gametizeという会社です。この会社はgamification(研修や学習などにゲーム的な要素を取り入れて活性化させるコンセプト)を取り入れたプラットフォームを企業、個人に提供しています。これによって、ユーザーのモチベーションを保ちつつ、彼らが楽しみながら成長する手助けをしています。企業にとってはマーケティングや社員教育、個人にとっては学習など、様々な使い方ができます。

Gametizeの人たちは、ノーヒエラルキーで、笑いを忘れない、楽しいことが大好きな人たちです。パソコンに向き合う個人での仕事の合間に、みんなとおしゃべりやランチをした時間は、気分転換をはるかに超えた、貴重で幸せな時間でした。帰国した今、みんなが恋しくてたまりません。

仕事内容は、通常業務と特別業務の2種類がありました。

まず、通常業務では、ゲームアプリの一環として日本に関するクイズを作成すること、日本の観光地を紹介するカテゴリーにトピックを追加することの2点を行いました。日本人として日本のどういう部分を知ってもらいたいか、また、作り手としてどういったものなら楽しんでもらえるかを考えながら進めました。自分の手で作ったものがアップロードされる感動は、今まで味わったことのないものでした。大げさかもしれませんが、自分のしたことが世の中とつながった瞬間は、私の中で忘れられない喜びとなりました。

特別業務は、日本の社会人に向けた英語学習アプリのコンセプトを提案することでした。これは日本出国から行っていた課題で、3週間の集大成という位置づけでした。調べ、考え、まとめるという作業に加え、スライドと、そこに載せるデータを英語で作るという作業もあったため、時間との戦いでした。ここでは、一緒に派遣されたパートナーの数々の発想や指摘に、気付かされると同時に助けられたのを覚えています。

業務全体を通して感じたのは、自分の知識と英語力が不足しているということです。これらが備わっていれば作業時間の短縮に効果をもたらします。加えて、知識は発想や調査に広がりを、英語力は伝えたい事の表現や相手の言ったことの理解を助けます。普段からの積み重ねのなさは、こういったところで露呈すると思いました。

学んだこと

私がこの3週間で学んだことは、「70点を目指す」という姿勢です。これは手を抜くということではありません。最短で合格点に持っていくということです。これは私には難しい思考でした。私は小さいころから早さを求められることが苦手で、小学校での絵の提出などは、いつも最後でした。物事をゆっくり丁寧に進める私にとって、放課後に残っての作業や家に持ち帰って仕上げるのは当たり前だったのです。しかし、それが仕事だったらどうでしょうか。クオリティーを追及する姿勢はもちろん大切ですが、期限内に結果を出せないなら本末転倒です。また、時間をいっぱいに使っていては、他のことに使える時間を削ることにもつながります。今まで、期限内に終わらせる意識を持ちつつも時間外の作業に頼っていた私は、最短で合格点に到達しようという考え方をしたことがありませんでした。この考えは、私の仕事への姿勢を大きく変えました。

では、どのように70点に持っていくのか。仕事の進め方というのもSSHPで学んだ大切なことです。重要なのは、目的意識とフレーミング(段取り)です。自分は何のためにこれをするのかに対しての解があるのとないのでは、仕事の熱量に大きな差が出ます。また、ゴールをしっかり定め、何をすべきかを把握することは、仕事を行う上で不可欠であると感じました。そして、仕事の全体像がしっかり把握できると、時間配分もおのずとうまくいくのです。

このような姿勢と方法を持つことで、仕事のスピードや質は劇的に変わります。その上で、じっくり丁寧に行う姿勢で100点に近づけるというのが、私の考える理想の仕事の仕方です。今は70点を目指すので精一杯でも、目的意識とフレーミングに慣れていけば、30点を埋めるための時間はおのずと増えてくると思います。

しかし、これらは、一人では絶対に気づくことはできませんでした。やすさんとのレビューを繰り返す中で学んだことです。まず自分の力でやってみて、その上で気づきをもらえるので、自分の中に実感を持った学びとなって蓄積されていきました。加えて、每日書き続けた業務日報も私の大きな財産です。この3週間で強く感じたのは、人は良くも悪くも慣れるのが本当に早いということです。その中で日報は、振り返りと整理の役割を果たしてくれました。また、やすさんからのコメントに加えて、他のメンバーの日報には本当に励まされたのを覚えています。皆それぞれ感じたことや考えたことが違って、そこから学んだことが沢山ありました。

今後について

帰国した今、あの3週間は幻だったのではないかと思っています。やすさんが言った「SSHPは作り上げられた非日常」という言葉がしっくりきます。この3週間で、参加目的であった自分の将来ビジョンの明確化が達成できたわけではありません。しかし、学んだことは本当に沢山あり、それらは自分の指針を決めるヒントになりました。そして、もっといろいろな経験がしたいと思うようになりました。これから長期インターンを始めて、その指針をよりはっきりとさせていきます。

やすさん、Gametizeの皆さん、SSHPのみんなをはじめ、すべての方に感謝しています。本当にありがとうございました。

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コーディネーター後記

Hさん(イニシャルで失礼)は笑顔を絶やさない人で、一癖あるメンバーに分け隔てなく接することができるバリアフリーの性格には助られました。全員の反省会が終わった午前3時にニコニコしながら作業する、頑張りやさんでもありました。

「ちゃんとしよう」という性分と、スタートアップ特有のDone is better than perfectという考え方の間で苦しんでいる印象がありましたが、最終的にはフレーミングの重要性をよく理解して、応用するまでになりました。

体験記にもある通り、Hさんは将来の方向性を探っている最中です。先日、自己分析(強みと弱みの洗い出し)をお手伝いましたが、「迷ってるねぇ・・・」という印象です。

ですが同時に、SSHPの最終プレゼンテーションで、緊張しながらも楽しそうに検討結果を話す姿を思い出しました。ひとにはそれぞれのペースがあります。爆発的な進化ではないかもしれませんが、Hさんはこれからも少しづつ努力して前に進むのでしょう。そんなHさんの人生のうち、3週間を一緒に過ごすことができてとてもうれしく思います。

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会社が用意してくれたウェルカムボード

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学生向け海外研修プログラムSingapore Startup Hack Program (SSHP)
20172月13~3月3日に開催される第5期のメンバーを募集しています。
春休み、海外で成長したい学生さんの応募をお待ちしています。
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