相手の気持ちを考えたコトバ選びを(実例を踏まえて):インターンシップブログ


??????2017-03-08

8月の現地入りに向けてSingapore Startup Hack Program(SSHP)第4期は着々と進行しています。英文レジュメ、カバーレター(志望動機)の作成や、現地企業との日程調整、英語でSkype会議など、参加者にとっては初めてづくしで大変そうです。

本日のエントリーは「相手の気持ちを考えて言葉をかける」について。これが当然のことながらうまくできません。僕もやるべきことが沢山あると、ついつい要求的になり、参加者にきびしく対応してしまいがちです。キツいことを言ったと反省することもよくありますが、ひとまず自分のことは棚に上げて言いたい。

インターン生の皆さん、気弱な発言も、無神経な発言も、上から目線の発言も・・・あなたが発する言葉は、受け手にとってはあなたそのものです。だから不要な誤解を招くような言葉は避けるべきです。萎縮してしまっては元も子もないですが、大いに気を使ってください。

これまでにインターン生から出てきた実例をもとに考えてみましょう。

資質を疑われる表現を改める

例 ”I want to try my best.”

正 ”I will do my best.”

「がんばりたい!」という表現、引っかかります。「全力を尽くすことをトライします。」だと、全力を尽くさない余地が残されているように聞こえます。頑張らない可能性があるのなら、参加すべきじゃないですが、SSHPの参加者はやる気に溢れています。誤解されないように「ベストを尽くす」とストレートに表現して下さい。

続いて・・・

例 ”I’m sorry for my poor English but I can fit in the environment.”

正 ”I adapt to any environment so people do not care about my entry level English.”

「英語が下手ですみませんが、環境には適応できます」だと、言い訳がましい印象を与えてしまいます。後者は「私は上手く環境に適応できるので、みんな私の英語力の低さが気にならなくなります」というニュアンス。変更したのは、順序を入れ替えた(ポジティブな面を主論にした)ことと、否定的な表現を改めた(poor → entry level)だけですが、これだけで受け手は安心できます。

インターン生がどれくらいやってくれるかなんて、実際に入ってみるまで誰にも分からないのです。だからこそ「自信はないけどやってみます」ではなくて「任せて下さい、やってみせます」の姿勢が、たとえ虚勢であっても好まれるのです。

礼儀を疑われる表現を改める

例 ”I can give you a call at 6pm.”

正 ”Would you be available for a call at 6pm?”

英語は”I(自分)”を中心にした直接的な言語ではありますが、礼儀を重んじた表現があります。上記の例では「6時に空いています」と意図しているのですが、「6時に電話掛けてあげてもいいよ」という上から目線にとられる必要があります。直接的に”I will be available for a call at 6pm.”と言い換えてもいいのですが、相手を重んじるのであれば、「6時にお時間ありますか」のほうが丁寧でしょう。

続いて・・・

例 ”I’m excited to see you guys.”  (未対面、メールで初期コンタクト時)

正 ”I’m excited to see you all.”

ある程度英語に自信がある人や、英語圏で暮らしていた人にありがちです。

“See you guys” (じゃみんな、またね)のように、guyという単語はよく使いますが、未対面の上役にはちょっと気さくが過ぎるかもしれません。会って仲良くなった後ならまだしも、ですが。

続きまして・・・

例 ”You must (had better) send me the file by noon.”

正 ”Would you please send me the file by noon?”

「納期が正午までだったのでそれまでにお送り下さい」と伝えたかったようなのですが、”must”は、通常では避けられる非常に強い表現です。”had better”もshouldと同義と学んだ人がいるようですが、”絶対〇〇したほうがいい、さもなくば・・・”という危険や破局的なニュアンスがを含みます。例えば”You had better cover up your skin in the Sahara Desert.” 「サハラ砂漠では肌を隠すような服装をするべきだ(じゃないと生命の危険に関わる)」であれば、すんなりと受け入れられると思います。

後半は英語のニュアンスの問題になってしまいましたが、やはり相手の立場で自分がこの言葉を掛けられたらどう感じるか、というのが1つのバロメータになります。「〜してあげる」「あなたは〜しなくてはならない」という表現は、日本語で受けても気分がいいものではありません。

英語がネイティブの人は、非ネイティブの人が完璧に表現やニュアンスを理解していないことを知っていて、いわゆる二重基準を受け入れています。間違ってもいいです。でも、だからといって無視していいわけではありません。礼は尽くすべきです。

 

繰り返しますが、初対面の人にとって、あなたが発する言葉は、あなたそのものです。深い関心と愛をもってかけた言葉は、やはりそのように受け取られます。試してみてください。