難解なタスクに取り組む最初の一歩(フレーミング応用):インターンシップブログ


??????2017-05-19

先日SSHPの修了生10人くらいにお会いしました。会社員、就活生、就活を控えた学生、企業を目指す学生、立場は違ってもそれぞれ考えを持っていて、いつも感心させてくれます。

その中で、帰国後も受入れスタートアップのお手伝いするという流れになった方がいます。以前にも書きましたが、SSHP終了後にオファーが出るのは、研修生にとって最高の成果です。コーディネータとして誇らしい。

SSHP第5期の準備を進める日々ですが、第3期メンバーの馬場宏幸さんに会いました。近況報告が素敵なコンテンツになりました。自ら作った有給インターンの機会>>> お久しぶりです。いつ以来だっけ?馬場:2016年の2月に参加して、終了直後に皆で会ったので・...

ですが、なかなか仕事が前に進まないとのこと。「日本でオンラインマーケを担当する」というお題に対して、マーケティングの知識が皆無の本人がどう始めるべきか悩んでいる、ということでした。

新規事業部門に配属された新人社員、市場調査を命じられたインターンなど・・・与えられた課題をどう考え、何から手を付けていいかわからない、という状況は決して珍しくないと思うので、フレーミングを使って対応してみようと思います。(フレーミングを知らない人は、以下のポストから読んでください。)

弊社プログラムSingapore Startup Hack Program (SSHP)では50名近くのインターンに延べ400時間のレビューを提供しています。(更新:2018年10月更新)インターンが抱える悩みはそれぞれですが「なにから手を付ければよいか分からない」という課題は全員に共通します...

まずは結論から。

こんな感じでフレーミングしてみました。ブログ用にパワポで作りましたが、実際は手描きです。

はじめに・ボスは何を求めている?

「何のためにやるの?」

SSHPを経験したみなさんが一度は耳にした言葉です。

目的を確認するのは、何よりも大切です。ここがあいまいだと、なんとなく知識を補強しようと検索をするためにブラウザを立ち上げて「結局何やってたんだっけ?」と戸惑いのなかで一日が終わる。

この状況を避けるため、自分が納得できるまで、上司にしつこく聞いて下さい。

確認するのは、誰が(何が)、どうするため(どうあるため)・・・という感じで、対象と状態を極限までわかりやすくしましょう。上司に充分な知識があれば、確認の過程で多くの疑問がクリアになるはずです。

今回の例では、

目的:ソーシャルメディアを使って、日本の対象顧客にサービスを知ってもらう

このレベルまで目的を落とし込みます。

ゴールを決める

フレーミングにおけるゴールとは、達成(完成・終了)したらその仕事(タスク)が完了する具体的なアクションのことです。

そして、上記で確認した「目的」の達成に近づくアクションのことです。

ゴール:インスタ、Twitterで実際にポストして、効果測定して、今後策を提案する

具体的だと思いませんか? 

前提を書き出す

制限、制約、条件ともいいます。自分を縛る要素を全て書き出しましょう。今回の例だと:

  • 時間=上司に確認
  • 資金=おそらくゼロ円
  • プラットフォーム=Instagram・企業アカウント

加えて、日本語サイトの有無や、人的リソース(例えばデザイナーが協力してくれる)など、あらゆるリソースを書き込みましょう。

方法を決める(測定項目)

「ソーシャルメディアにポストすることで、日本の顧客にサービスを知ってもらう」手段は、山ほどあります。問題は、何が効果的な組み合わせなのか、やってみるまで誰にもわからない、ということです。ここが一番の迷いどころです。

グルグル自分の頭で考えてもキリがないので、手法をGoogleで検索してください。探したい対象は3種類。

ステップ1:やろうとすることの定義を確認する

ソーシャルメディアマーケティングの知識が無いなら、ザックリ調べてザックリ理解しましょう。日本語だと「SNSマーケティング とは」で検索すると、良記事がヒットします。2〜3本読めばなんとなくわかると思います。制限時間は20分。

ステップ2:一般的な手法を確認する

第1段階で既にヒントは出ていますが、第2段階では、試すべきポイントを羅列するために検索をかけます。今回のキーワードは「SNSマーケティング ベンチマーク」とか「SNSマーケティング 方法」など。記事は2〜3本、読みやすいものを選びます。

時間、年齢、性別、動画 or 画像などなど・・・。全部を試すことは無理ですが、要素は全て書き出してリスト化します。

その後、リストから試す価値があると思う要素を選びましょう。制限時間は30分。

ステップ3:ライバルが何やってるか確認する

好例を見つけて参考にしましょう。参考になりやすいのは、対象市場で先行している企業の例です。ライバル企業による実際のポストを見て、優れた点、課題点を自分なりに分析し、自分のプランに取り込みます。所要時間は30分。

要素を踏まえて、暫定のスケジュールを組んで下さい。こんな感じで。

上で試したいことは、メディア(動画 or 画像)です。実際は期間も長く、試す項目もより複雑化します。

上司に見せる

これでフレーミングは完成しました。こんな感じで上司に相談して下さい。

日本の顧客にサービスを知ってもらうため、4/1~4/7の期間、午前、午後にインスタでポストします。今回試したいのはメディアで、動画と画像でどれほどの差が出るのかを試したいと思います。週末に効果を集計し、次週のベストプラクティスを出す予定です。

ここまで具体的なプランを出せば、おそらく上司からアドバイスが入ると思います。たとえば「1日に2投稿というのは万全なのか、もっと増やせるのでは?」など。

とにかく見当を付けることに慣れる

慣れないうちは、とにかく自分なりに「あたりをつける」習慣を身に着けましょう。自分の経験になることはもちろん、上司もアドバイスを出しやすくなります。