インターンシップする上で大切な資質はなんですか?とザックリ聞かれることがあります。この聞き方があまり適切でないような気もするのですが、僕はこう答えます。
・レスが早い
・好奇心が前に出る
・考えられる
今日はその1「レスが早い」について。レスが早い人は信頼される、というのは当たり前のこと。しかしこれができないインターン生が、たくさんいます。自戒も込めて書きます。
レスが早いと、仕事が回ってくる
人に仕事を依頼して、一番怖いことは、頼んだモノが期日に出てこないことです。特に信頼関係をこれから構築しようとする取引先や従業員が相手の場合、レスポンスの速さというのは仕事のスピード感を示す指標になります。
サラリーマン時代に、数百社に及ぶ欧米アジアのコンサル・調査会社と取引をしていましたが、エース級のパートナー企業の社員は、かならず翌日には(時差があるので)返信をくれました。中でも印象に残った言葉は次のような言葉。
I would consider he’s not interested if he did not reply within 24 hours, on business. (仕事で24時間以内に返事がない場合、興味無しとみなされても仕方ない)
有言実行の彼は、どんな時でも24時間以内にレスがありました。
恋愛ではがっつかない自分を見せるために「じらす」ような駆け引きがあるのかもしれませんが、仕事のコミュニケーションでは逆効果です。反応が悪いと、「無関心」「手一杯」という印象を与えてしまいます。これでは怖くて仕事を振れません。
SSHPでスタートアップがインターンに仕事を割り振るときも、同じロジックがあてはまります。これまでの実績をふまえると、即レス・即納を意識するインターンに仕事が集中します。
レスが早いと、決着を付けられる
企画段階で立ち消えた沢山のプロジェクトを目にしましたが「なんとなく尻すぼみになって自然消滅」するケースが意外と多いのです。活発なコミュニケーションは、プロジェクト自体が生きている証拠になります。
遅々として進まない、でもやるべき計画があれば、むしろ自分で藪を突いてみてください。蛇が出るかもしれませんが、そのリスクを承知でかき回せば、少なくとも白黒付けて次の段階に進むことができます。
その結果として、プランにGoサインが出ないかもしれません。しかし、「インターン生の私がリードをとって、このプロジェクトに終止符を打ちました。」という主張は強く響きます。そして「代替として○○を提案し・・・」というストーリーに繋げることができます。
即レス=即完了ではない
全ての案件がすぐに片付けられるとは限りません。今とりかかれるのは10ある工程の3つだけ・・・のような状況もあるでしょう。それでもレスを入れることはできます。
本日中に3までは終わらせることができます。残りの7つは5日後には報告できますが、取り急ぎ3までの結果をお送りしましょうか?
レスポンスとは「反応」を意味し、発信者は応答者の「反応」を常に見ています。無意識だとしても、感じています。反応の質が良いに越したことはありませんが、避けるべき最悪は「無反応」であることです。
gmailの受信箱やLINEのメッセージ履歴を見なおして、宙ぶらりんになった案件はありませんか?
自分の手元でボールを持ちっぱなしという状況からは脱出しましょう。これが続くと、相手が飽きるか、呆れてどこかに行ってしまいます。捕球したらキッチリ投げ返して、相手の出方によって柔軟に「反応」できるよう、体制を整えておきたいものです。
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