SSHP第6期に向けて準備を進めています。
これまでに10社を超えるシンガポール企業にお世話になっているのですが、うち半数は活動を停止したか、あるいは解散しています。キラキラと語られるスタートアップですが、数千万円、数億円単位で調達したキャッシュを燃やし尽くして消える・・・厳しい現実があります。
しかし、会社が消えたとしても、個人は存在しています。
お世話になった人たちのために、そして自分のために、インターンとして参加した会社の人たちに連絡して、近況を報告しましょう。
外の世界との接点を保つ
所属する組織は、壁で囲われた国のようなものです。隣国との交易はあるかもしれませんが、多くの民にとって外の世界は未知のものです。
大学は、特にこの性格が強く、門は開かれているけれども、キャンパスの中だけで完結することもできます。
しかし、外の人と関わることで、入ってくる刺激が飛躍的に増えます。しかもインターンとしてお世話になった組織の社員がもたらす情報、見識、熱は、大学生のそれよりも更に現場に基づいたものです。
武器を磨いて下さい。
人として、大事なこと
独立して4年目を向かえた今となっては、年始にかぎらず、季節の挨拶の意義が少しわかる気がします。
人は、忘れられることが悲しいというよりは、覚えていてくれることが嬉しい、と感じるのです。毛基本、経営者は自ら望んで始めるものではありますが、それでも孤独はあります。苦しい状況にあれば尚更そう感じるでしょう。
クラウドワークス創業者は、「月々何百万の利益が上がることよりもお歳暮が嬉しかった自分がそこに本当にいた」と語っています。
大学生でも、この経験を身近に感じることがあるかもしれません。
昔、家庭教師をしていた教え子が志望校に合格したと連絡をくれたら、嬉しいと思いませんか?
同じことです。
元インターン生から連絡を受けたなら、きっと何かしてあげたいと思うはずです。
そこを狙って連絡するのは邪に思えるかもしれませんが、このように動ける人が人がポンっと新卒で海外に行ったりします。(実際はポンっと行ったわけじゃなくて、相当な努力の結果ではありますが。)
どう連絡する?
個人宛で手描きのカードをもらったら誰でも嬉しいでしょう。可能であればそうして下さい。
負担はカード代の数百円、シンガポールまでの郵便代が90円(25グラムまで)です。
ただし、ポストカードは相手が確実に受け取れる住所を知っている場合にしましょう。
そうでなければ、メッセージアプリで挨拶するだけで充分です。WhatsApp, Messenger, iMessage, LINE, Telegram、知ってるアカウントであれば何でもいいです。
もし、最後の連絡から半年以上経っている場合は以下を確認してください。
- 会社のホームページ
- 会社のソーシャルアカウント(Facebook, Twitter, Instagram, LinkedInなど)
- 個人のソーシャルアカウント
会社ホームページが無い、Facebookページの更新頻度が下がった、転職の知らせがあったなど、いろんなシグナルがあります。
会社を解散した経営者に対して「会社はどう?」なんて聞けば、傷つけてしまうかもしれません。
逆に資金調達・提携・顧客獲得など、ポジティブな情報があれば「このニュース読んだよ」と添えればいいと思います。(発表後に解消というケースもあるので、過度に持ち上げるのは控えましょう。)
自分の何を伝える?
自由です。
お世話になった人に挨拶するだけですから何を語ってもいいですが、話題がほしいならば、こんなのはいかがでしょう?
- 帰国後のインターンシップ・・・会社はひとつひとつ違います。雰囲気や仕事のペースなど、話すことは沢山あります。
- 就活・・・日本の就活はかなり独特です。話題の宝庫です。
- 進路・・・就活前であれば、自分の進路を相談してもいいですね。
もちろんこんなかっちりしたトピックじゃなくても、例えば趣味や旅行の話しでもいいのです。
何かが生まれるとは限らないけれど、生まれるかもしれない、それも高い可能性で。
意識して人とのつながりを温めることがあってもいいと思います。
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学生向け海外研修プログラムSingapore Startup Hack Program (SSHP)
第6期を、2018年2月11~3月4日に開催します。
活動報告や関連ブログはFacebookページで。
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